闘病マニア

1999年3月21日にくも膜下出血、2004年2月4日からの人工透析してるPKD(多発性嚢胞腎)患者の闘病を主に書いてます。闘病生活も10年を超えると生き延びる為に自分の病気にやたら詳しくなりマニア化してます。ただし不良透析患者なのでコイツ大丈夫と思われる事も多いと思いますが反面教師として役立てて頂けると幸いです。最後にくも膜下出血して透析してても元気にやって行ける事が多発性嚢胞腎の皆様に伝われば何よりです。

透析患者の災害と薬の関係

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中越地震では災害の当事者でしたが今回の台風15号の災害は遠くから見ている部外者で医師や看護師らで構成するDMAT(災害派遣医療チーム)とDPAT(災害派遣精神医療チーム)が派遣されたとネットで見た時は今回の災害が自分の思っている以上の大きな災害だと分かり心が痛みました。丁度今年は中越地震の教訓を生かそうと防災に注力していて活動していて色々な災害対策関連のセミナーに参加していたので千葉の災害を見て色々な事が頭の中を駆け巡りました。

 

透析患者になってからは平時でも「薬を処方する事が出来ないので他で診てもらって」と診療を拒否をされる事が時々有ります。理由は透析患者は処方される薬の処方する条件が健常者とは異なり知らないで処方すると薬害が発生するからです。透析を始めた頃は診療拒否する医師は何て不親切な医師と思いましたが薬の知識が付いた今では直ぐに薬を出す医師の処方された薬は確認してから飲む様にしているし、診療拒否する医師は誠実な医師と認識しています。

 

平時でさえ問題が発生する透析患者の薬の処方なので災害時の薬の処方は頭の痛い問題です。災害時は電子のデータは役に立たない場面があるので紙ベースの紙ベースのお薬手帳を携帯して有ります。iPhoneの中にもお薬手帳のアプリはあるし、過去に処方された薬は頭の中に入っていますが災害時は色々あるので紙が1番です。それらに加えて今年から「透析患者の薬剤ポケットブック」を携帯する事にしました。

 

「透析患者の薬剤ポケットブック」は平時でも何の薬が処方されたのか分かるし、通常量、減薬、慎重投与、禁忌などの適正投与量、消失経路、透析性が分かり薬が誤って処方された場合は気付きます。災害時は避難場所に専門医がいないので誤った処方が正せるので今年から非常持出袋の中に入れることにしました。

 

【追記】

薬の説明文を詳しく見るようになったのは今から考えるとあり得ない薬の処方で胃に穴が開けられた事が有ってからでそれ以降は処方された薬は調べて納得してから飲むことにしています。死にそうな目に何度も合い生き延びると自然に薬は覚える事が出来るので無理して覚える必要は無いと思っています。それから薬の処方の過ちを指摘するとプライドが傷付き変なことする医師が中にはいるので気を付けて下さい。